「身体がカチカチになっている…」というのは、触れられるまで気づかないことも多いです。
特に胸部は、自分では気づかないうちに固くなっていることが多いです。
写真のようにオイルをつけて大胸筋を大きくマッサージすることもありますが、全体のマッサージの前に、まずタオルの上から肺を覆う筋肉やお腹の状態をみます。
ストレスレベルが高い場合は、肺や横隔膜、胃にかけての筋肉が張っていたり固くなっていることが多い(個人的には“上がっている”感覚があります)ので、優しく、下げる方向に動かしてあげるとたいていの方はすぐリラックスします。
緊張しやすい方は、呼吸法を勧められることがあるかと思います。
上手に呼吸ができてリラックスできる方はいいのですが、呼吸法が難しく、逆に緊張が高まってしまうような方は胸部のマッサージをおすすめしています。
やり方はとても簡単です。ご自身でもできます。
手のひら全体を肋骨の上や胸、みぞおちやお腹に当てて、大きく円を描くように動かしてみてください。
手のひらの温かさが伝わるように優しく、ゆっくり深くさすります。
しばらくすると、自然と「ふぅ~」と大きく息が出ます。
これが「リラックスしてきたよ」の合図です。